4色刷りって、4色だけ？｜ フルカラーって、いったい何色？

オフセット印刷の色数

印刷発注されるとき、印刷会社の人から「4色ですか？」と言われたことがありませんか？
オフセット印刷機で印刷する場合・・・
・シアン（青）
・マゼンタ（ピンク）
・イエロー（黄）
・ブラック（黒）
の4つの色の濃淡の組合せで、フルカラーを表現します。
ですので、印刷会社でのフルカラー印刷は「4色刷り」と言っています。
上記の決められた4色のことを「プロセスカラー」と言います。
カラーレーザープリンタでも、C・M・Y・Kのトナーを使用するのと、カラー表現の仕組みは同じです。

ちなみに、パソコン画面の表示でフルカラーというと、1677万色になります。
パソコンに詳しい方から「1677万色印刷でお願いします！」
と言われたことがあります。
最近では、MacのRetina 5K ディスプレイなどではなんと10億色というから驚き〜！

特色印刷

特色1色刷り・特色2色刷り
オフセット印刷の世界では、上記のプロセスカラー印刷に加え、
「特色刷り」というのがあります。
通常1色刷りといえば、「黒1色」ですが、
この黒で刷るところを、赤や緑や茶色など、好みの色を1色または2色使って印刷するというものです。
ときどき、チラシなどで見かけることがあると思います。
特に「オレンジ」や「黄緑」などは、カラー印刷のCMYKが混ざった状態で表現するより発色が鮮やかで美しく、商品パッケージや包装紙などでは特色刷りが多く使われています。
黒1色刷りより、少しコストがかかりますが、イメージカラーがある場合や
イメージをやわらかくしたい場合などに有効です。
この場合は、カラー印刷とは言わず「特色印刷」と言います。